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マカロン購入はシャンゼリゼのラデュレを避けよ/フランス・パリ1泊女一人旅【週末弾丸SFC修行 #1-9 番外編】

マイラージョのゆうかです。前回カフェを探しててシャンゼリゼでラデュレに立ち寄ったお話をしました。今回はそのラデュレに関するスピンオフ記事です。

フランス旅行でラデュレに行こうと思っていらっしゃる方も多いと思いますので、ラデュレ好きの私からハッキリと言わせていただきますが、私はシャンゼリゼのラデュレでマカロンを購入するのはオススメしません。また、マカロンはお土産にするのは避けた方が良いと思います。 ラデュレのご紹介を踏まえつつ、私の経験を含めてご説明いたします。

<目次>

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ラデュレとは

ラデュレとは、マカロンで超有名なフランスのパティスリーです。マカロンばかり有名ですが、元々は1862年にラデュレさんがロワイヤル通り16番地にブーランジェリー(パン屋)を開いたことから始まり、その後パティスリーへと発展したお店です。

マカロンとマカロンの間にガナッシュ(クリーム)を挟んだのもラデュレが初めてで、カフェとパティスリーを融合させたようなサロン・ド・テを始めたのもラデュレなんだそう。時代の先駆けですね。

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https://www.laduree.fr/en/laduree-paris-royale.html

 

お土産にするべからず

冒頭にも書きましたが、マカロンをお土産にするのは避けた方が良いと思います。せっかくなのでフランス土産にしたい、という人も多いと思うのですが、残念ながらお土産には向かないのです。

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日持ちの問題

ラデュレのマカロンは、生地とクリームをなじませるため、48時間寝かせてから店頭に並べられます。賞味期限は書いていませんが、当日に食べきるのがベストでしょう。私は自己責任で日本まで持って帰りましたが、購入してから2-3日が限度だと思います。当日に食べたフレッシュさはなくなっていましたし、やはり細心の注意を払っても多少崩れていました。

ご参考までに、本国サイトには記載がないのですが、日本のラデュレ公式オンラインサイトでは、要冷蔵で4日間と書いていました。

 

飛行機で液体扱いになる

マカロンは崩れやすいのはもちろんのこと、実は飛行機では液体扱いになることがあります。各航空会社で「マカロン禁止」とは規定に明記されてはいませんが、職員の判断で没収される事例があるようです。

ハミガキペーストに代表されるように、クリームやジェル状のものも液体扱いとなります。マカロンはクリーム部分が液体とみなされるそうです。

ちなみにチョコレートも液体扱いとされることがあるようなので、手荷物にしないようにしましょう。フランス土産で買いがちなジャムも液体扱いになります。スイーツ系は要注意ですね。

意外とこういうクリームやチョコが液体扱いにされることを知らないって人も多いと思いますし、検査をすり抜けて「大丈夫だったよ」という体験談もあると思いますが、持ち帰るなら没収されないよう、預け入れ手荷物の中に入れるのがベストです。

マカロンは日持ちしないので、つい直前に空港で買って手荷物で持ち込みにしそうですが、保安検査後の制限区域内で購入しても、途中で乗り継ぎがある場合は乗り継ぎ空港の保安検査で、マカロンが没収される可能性もあるのでご注意くださいね。

 

元も子もないことを言いますが、ラデュレのマカロンは日本でも買えますし、その方が新鮮で美味しいので、お土産にするのではなく現地で自分が楽しむために購入することをオススメします。

 

店舗

さて、上記をご理解いただいた上でマカロンを買いに行きましょう。

パリ市内では2017年現在、マカロンを買える主な店舗は下記のとおり。空港でも買えるので、今やパリの主な観光地に行けばどこでも買えると言っていいくらいでしょう。

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パリ ロワイヤル店 Ladurée Paris Royale
営業時間 8:00-20:00(日曜 8:00-19:00)

第1号店。マドレーヌ広場の近くにあり、オペラ座とコンコルド広場からも歩いて行ける距離なので便利。公式ページ

 

パリ シャンゼリゼ店 Ladurée Paris Champs Elysées
営業時間 7:30-23:00(金土 7:30-24:00)

私も訪れたシャンゼリゼ店。シャンゼリゼ通りに面しているので賑やか。カフェ、サロン・ド・テ、ル・バーもあるのでいろんな楽しみ方が可能。凱旋門から徒歩5分程度。公式ページ

 

パリ ボナパルト店 Ladurée Paris Bonaparte
営業時間 8:30-19:30(土曜 8:30-20:30)

サンジェルマン・デ・プレ地区にある店舗。この辺りはおいしいレストランやブーランジェリーも多いので、お持ち帰りして、ホテルの部屋で食べるのもオススメ。公式ページ

 

パリ ル・マカロン店 Ladurée Paris Le Macaron
営業時間 10:00-19:30(土 9:30-19:00、日10:00-19:00)

マカロンに特化したお店。ヴァンドーム広場に近い場所にあります。公式ページ

 

パリ プリンテンプス店 Ladurée Paris Printemps
営業時間 9:35-20:00(木 9:35-20:45、日 11:00-19:00)

サン・ラザール駅から近い店舗。ギャラリーラファイエットからも少し歩くと着くので、街歩きしながら立ち寄るといいですね。(公式ページ

 

なお、空港には13店舗(移動店舗含む)がありますのでお店の雰囲気を味わいたいわけじゃないなら、空港でサッと買うのもありです。(公式ページ

 

シャンゼリゼ店はオススメしません

タイトルにもしていますが、私が行ったシャンゼリゼ店はマカロンを買うだけなら避けた方が良いと思います。混みすぎているんです。並ぶし、注文に焦るし、あまり良いことがありません。どうしてもここの雰囲気が好き、ここしか行けないという以外はオススメできません。

マカロンを買うだけ、食べるだけならシャンゼリゼ店以外でも可能ですので、わざわざ混んでいる店舗に行く必要はありません。マカロン購入だけなら、空港にもありますし、店内の雰囲気を味わいたいなら、行動予定の中にある場所に近い店舗をオススメします。

なぜ私が行ったかというと、思い出と愛があったからです(笑)。後述します。

 

オススメは1号店のロワイヤル店

全店舗行ったわけではないですが、ラデュレ発祥の第1号店をオススメします。実はここはコンコルド広場からもオペラ座からそこそこ近いのに、そんなに混んでいません。

シャンゼリゼ店を訪れてから1時間も経っていませんが、こんな感じでした。シャンゼリゼと比べるとガラ空き。

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1号店ですし、そばにはマドレーヌ広場もあって壮観な風景の中、ゆったりとできます。

 

(脱線)ロワイヤル店に行くなら老舗マスタード店MAILLEにもぜひお立ち寄りを!

ラデュレのロワイヤル店があるマドレーヌ広場は、名だたるオートクチュールのブランドやレストランが多く、マドレーヌ寺院には世界一お布施が集まるとも言われています。星付きのレストランもあり、日本では紅茶で有名なエピスリーFauchonもあります。

もし行かれるなら、MAILLE(マイユ )に立ち寄ってフレッシュマスタードをぜひお買い求めください!世界でもなかなか味わえない、老舗店の出来立てフレッシュマスタードがここなら買えるんです。フレッシュマスタードが購入できるのは、パリ・ディジョン・ロンドン・ニューヨークの専門ブティックのみです。今回は諸事情によりパスしましたが、本当はここにも行きたかった…。(無念)

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実際のマカロンの買い方と注意点

多くの方が利用されるであろう、お持ち帰り用のマカロンの買い方と注意点を実際の経験を踏まえてお伝えします。サロン・ド・テの予約などは前回の記事をご参照ください。

 

購入の流れ

基本的には、カウンターにいる店員さんに「どのマカロンをいくつほしいか」伝えて、レジでお会計といった流れです。マカロンを袋に詰めてくれる店員さんが、伝票と品物をレジ打ちの店員さんに渡すといった流れになることが多いです。イメージは原宿か八重洲のギャレットポップコーンの店舗です(伝わりますか?)。

マカロンの注文の仕方は簡単です。

  1. どれが欲しいか伝える。
  2. 箱に入れるなら色を選ぶ。
  3. レジでお金を払って品物を受け取る。

フランス語を話せなくても指さしでOK。"This one, and this one..."とかで問題ありません。

 

購入時の注意点

注意点は、2つ。

1つ目:並んでいる間に何を注文するか決めておく

メニュー表はありますが小さくて読みにくいです。私が行ったときは、メニュー表は店員さん側にあってほとんど読めませんでした。

注文するときに焦らないように、ある程度は目星をつけておくと良いと思います。並んでいるときに目を凝らしてメニュー表を見ておくか、あとはジャケ買いするか、目星をつけたものについて店員さんに「これは何?(What's this?)」と聞きながら決めていきましょう。

注文するときはゆっくりでも特に焦らされませんので、しっかり質問して決めていきましょう。しかし、無言だったり、同行者と日本語で相談していて店員さんを無視しているような状態になると店員さんが少しイライラしてくるように感じました(あくまで私見です)。

 

下の写真はブレていますが、この日のメニュー表です。店内はいい感じの暗い照明なのもあり、正直肉眼であまり見えませんでした。しかも手前に何かスイーツの箱があり隠されているマカロンもあります…

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2つ目:マカロンの箱は一番小さいもので箱代だけで€5弱する

為替レートにもよりますが箱代だけで700円弱です。しかも基本は6個入りからで箱代込で€17.1します。小さいマカロンで1個€2.1だったので、厳密にいうと箱代は€4.5ですね。

日持ちしないお土産に箱代700円を払いますか?

よく考えましょう。日本人だと簡易包装よりかわいいラデュレの箱に入れてもらいたい、という人が多いかもしれないですが、知らないで箱入りで注文しちゃうと、思ったより割高になってしまいます。 ちなみに2個や3個とかだと簡易的な白い紙袋になります。

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え?私ですか?
箱入り注文しましたよ。
だって箱がかわいいんだもん。今はおうちでインテリアのひとつになっています。

 

私の購入体験記

わざわざシャンゼリゼの混んでいる店舗では 外で10人ほど待っている列に並びました。10分ほどで店内に入れましたが、店内でも10-15人くらい順番待ち。そこから注文するまでに15分~20分くらいでした。

店内はこんな感じ。左奥にいるカウンターの店員さんが注文を受けてくれます。

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マカロン以外のお菓子もたくさんあります。 かわいい。

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インテリアやスイーツを眺めているうちに注文の順番が来ました。

悩んだ末に箱入りにしてもらい6個選び、すぐ食べる用に紙袋で2個。合計€23.4。

箱は黒・パステルグリーン・パステルピンクから1つ選べましたが、ラデュレカラーのパステルグリーンを選びました。箱でない場合は、白い薄い紙袋に入れてくれます。持ち運ぶなら、潰れやすいこととクリームの脂が滲んでくることに要注意です。

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この後レジでお会計してお店を出ました。

  

私のラデュレ遍歴

私のラデュレ愛はまだ日本にラデュレが進出していない頃。まさしく前回パリに来た10年くらい前です。元々CREA TravelかFIGAROなどのパリ特集をしている少しラグジュアリー系な雑誌で知りました。

ラデュレが作り出す世界観と色使いがとても上品かつ心躍るもので、当時マカロンを食べたことがなかった私にとって、魅力的なパティスリーでした。

実際にパリでラデュレを訪れた際も期待以上の魅力で、スイーツ、ショーウィンドウのディスプレイ、インテリア、パッケージ…あらゆるもののデザインと色使いがかわいくてちょっとした衝撃を受けたのを覚えています。マカロン自体も上品かつ多彩な色使いで、その当時の私にあった「外国の色使いが派手なお菓子」という概念を覆しました。

そのとき訪れたのがシャンゼリゼ店だったのです。当時、パリでも店舗は今ほど多くなくて、シャンゼリゼもテラス席やバーもなかったと思います。

その後、しばらくして銀座三越に日本初出店を果たしたときも、すごい待ち列でしたが、非常階段から並んでようやくサロンに入れた時には、パリじゃなくてもラデュレが味わえることに感動したのを覚えています。

 

まとめ

マカロンはお土産に向かないので、当日そのまま食べてしまう目的でラデュレに行くのが良いでしょう。もし行くとしたら、シャンゼリゼ店以外を選ぶとベターです。中でも個人的なオススメはロワイヤル店。近くのフレッシュマスタードを味わえるマイユもぜひ訪れてみてください。

もしお土産に持って帰るなら、預入手荷物に入れてしまうのを忘れずに!

 

次回は旅行記に戻ります。

 

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